Excelプロレタリアートから見る、地味に多用するショートカット（Windows含む）

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春一番が吹いて花粉にやられる毎日です。

もうすぐ3年目になる時期なので、自分の経験をまとめておく意図もかねて、地味に実務で多用しているショートカット（Excel、Windows含む）をまとめておこうかなと思います。

自分は普段エクセルをがちゃがちゃいじることがメインの業務を行っています。マウスは極力使うなという文化のチームで日々業務にあたってきたのでほとんどの操作はキーボードで行っています。マウスを使わないようにすると決めると、いままでマウスでやってた操作をキーボードで行う場合はどうすればいいんだ？と考えてはググり、慣れるまでその操作を繰り返すってので適応してきました。

今まで社外研修講師の形で外部でエクセル研修を何度か担当させていただいた際にも、皆さん関数や機能面の知識はある程度おさえていつつも、肝心のエクセルやPCの操作面でなかなか思うような速度で処理できていないなと感じることが多かったです。

特に新卒研修とかで色々と関数やショートカットを教わったりしますが、言うほど実務で使わんなというものが多かったり、実際にいざ実務に入ったときにいやこんな操作教わってないわってやつだったりが自分の場合多発したので、とりあえずこれをマスターしておけば周囲より3歩くらいリードできるのではってやつをまとめていきたいと思います。

ただし、これはマウス（というかタッチパッド）の方が速くね？っていう操作についはマウスでやってます。その辺りは上手に切り替えていきましょう。

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Windows編

エクスプローラー回り

Windows＋E：エクスプローラー表示

Shift＋Tab：フォルダ一覧をアクティブ、↑/↓ で移動

Tab：詳細ファイル一覧をアクティブ

Alt＋↑：一階層上に移動

Alt＋←：直前のフォルダに戻る

Alt＋D：アドレスバーをアクティブ
　- 上司から共有フォルダのアドレスをもらったあとにすぐコピペできます

Ctrl＋N：エクスプローラー複製

Ctrl＋Shift＋N：新しいフォルダ作成
　- Alt→H→N でも行けますが若干重たいのと、ファイルを保存する先を選ぶときの画面（F12）では Ctrl＋Shift＋N しか使えないので注意です
デスクトップ回り

Windows＋D：デスクトップ表示

Windows＋P：モニター設定

　- デュアルモニターに接続する際に「複製」にするか「拡張」にするかすぐ設定できます

デスクトップで右クリック→ディスプレイ設定：デュアルモニターの位置関係を設定
　- 「拡張」にしたあとに、画面同士をどういう位置関係で置くかをすぐに設定できます

Windows＋S：ファイル/フォルダ検索

Windows＋矢印：アクティブウィンドウを移動
　- デュアルモニターにすぐさま画面を移動させるときに多用します

Alt＋Tab（Alt は押しっぱなし）：バックグラウンドにあるウィンドウ一覧表示
　- よく他の画面を出すときにタスクバー（Windows画面の下のバー）にあるアイコンにマウスを持って行ってアクティブにしたいウィンドウを探す人がいますが、Alt＋Tab の方が目当ての画面を探しやすいことが多いのでオススメです。

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Excel編

コスメ調整回り

Ctrl＋９：選択している行を非表示

Ctrl＋０：選択している列を非表示

　- 上記2つは、シート上で必要な領域以降を非表示にする際に使います。たまにこういったコスメ調整を行わずに1048576行くらいまで空白行が続いているシートを見たことある方もいると思いますが、これやられると要素間移動（Ctrl＋矢印）がクソ怠くなるので必ず非表示にしておきましょう（チームによっては最終行に「x」とか「End」とかを置いておく文化もあると思いますが、意図としては同じなのでどちらでも大丈夫です）

Ctrl＋１：セルの書式設定

　- 表示形式（数値や日付やパーセンテージ表示などを選べる）、配置（数字が長すぎて「######」とかで表示されてしまわないように縮小して表示させる（Alt＋K）とか）、罫線や塗りつぶし設定ができます。タブ間の移動は Ctrl＋Tab、Ctrl＋Shift＋Tab（もしくはCtrl＋PgUp/PgDn）で行います。

Alt＋Shift＋（←/→）：行/列のグループ化
　- メインの作業領域の中であえて意図的に行や列を非表示にしたい場合、Ctrl＋９/０だとそこに非表示領域があるかどうかを視認することが難しい仕様になっています（366行目、367行目と来て、いきなり369行目に飛んでいても目視で確認しにくい）。そこで上記のグループ化で折りたたんであげれば行番号/列番号の外側に「＋/－」のボックスが表示されるので、非表示にしていてもそこに非表示の領域があるんだなと簡単に視認することができます。ユーザー目線に立った使い分けをする際に地味に使います。
関数/数式回り

INDEX＋MATCH

　- 基本中の基本なんですが、新卒研修でほとんどの人が苦しんで嫌いになります。ただほとんどのデータクレンジング業務で必ずと言っていいほど使いますし、慣れればそんなに難しいことはしていないと分かるので反復あるのみです。

SUMIF、COUNTIF

　- 同上。

グラフにしたいデータ領域をドラッグした状態で Alt＋F1：グラフを小サイズで挿入

　- F11 でもグラフ挿入できますが、シートでの挿入になるのでデカいExcelやデカいデータになると出力までに時間がかかるケースがあります。Alt＋F1 なら基本的にラグなしで出力してくれるので、スピーディーにデータの形状・トレンドを確認したい場合によく使います。

Ctrl＋G ⇒ Alt＋S：選択オプション
　- ある領域の中で、どれがベタ打ちでどれが数式なのかパッと見て判断が付かない場合、Ctrl＋G ⇒ Alt＋S のあとに O (定数) を選べば、領域の中でベタ打ちになっているセルだけをアクティブにすることができます。この状態で Delete すれば数式セルだけが残せる、なんていう操作の際によく使います。

　- または、ある列のなかで「要素 ⇒ しばらく空白 ⇒ 要素 ⇒ しばらく空白 ⇒ 要素 ⇒ .... 」となっていて、要素の部分だけセルフォーマットを変えたい場合、「1つ目の要素のフォーマットを変えてコピーして次の要素にペーストして、次のにもペーストして、次のにも、、、」とやると面倒なので、「Ctrl＋Space で列選択 ⇒ Ctrl＋G ⇒ Alt＋S ⇒ O 」で要素だけすべてアクティブになり、この状態でフォーマット変更を1度だけ行えばすべての要素が同じフォーマットに変更になります。
操作回り

Ctrl＋PgUp/PgDn：シート移動
Ctrl＋Shift＋PgUp/PgDn：シートを複数選択

Ctrl＋矢印：今いるセルが要素あり（なし）なら要素あり（なし）の領域の終わりまでジャンプ
Ctrl＋Shift＋矢印：要素の終わりまでドラッグ

　- セル間移動は基本的にこれで行います。マウスは最低限にとどめます。

PgUp/PgDn：シートの上下方向にスクロール

Alt＋PgUp/PgDn：シートの左右方向にスクロール

　- 1つ目は知っている人が多いですが2つ目の左右方向はちゃんと使えてる人少ないイメージです。

Ctrl＋Alt＋V：形式を選択して貼り付け

　- Ctrl＋V は大学生でも使えますが、形式選択して貼り付けは地味に実務で多用します。「数式のみをコピペしたいだけで、罫線やフォーマットはコピペしたくない」ってときには、Ctrl＋Alt＋V→F→Enter で、逆にフォーマットだけほしいときには Ctrl＋Alt＋V→T→Enter、列幅だけコピーしたいときにはCtrl＋Alt＋V→W→Enter、あたりはよく使います。

Ctrl＋Space：列選択

Shift＋Space：行選択

　- これも地味に多用します。ちなみに日本語入力だと Shift＋Space が効かないことがあるのですが、解決法があるので下記サイト等参考にしてみてください。

［Microsoft IMEの詳細設定］

https://forest.watch.impress.co.jp/docs/serial/exceltips/1151466.html

行/列をコピーした状態で Ctrl＋Shift＋(＋)：行/列を挿入

　- これも右クリックして挿入だと遅くて怠いので覚えると重宝します。

画面下部のシート欄の左端にある「◁▷」で右クリック：シート一覧表示

　- 人によってはマクロを組む人もいますが、最低限この右クリック処理で遠く離れたシート間の移動は対応できます。

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まずは知識として蓄えてもらって、あとは実践でガンガン多用していけばすぐに慣れると思います。

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