英検準1級/TOEIC800のオタクが英語学習はじめて4ヶ月_各種サービス・参考書をやってみての所感
どうも、みるくま🐻(@J6v_ngu)です。
このブログでは、英語が話せないのに外資”系”企業に入社してしまった理系院卒オタクが、英語でバリバリぽ仕事をこなす日々を夢想し、日々の英語学習に明け暮れる軌跡を気まぐれに記していこうと思います。
英語、大事だ大事だと言われ続けていますが、なんだかんだで逃げ続けてきました。大学に入った当初はみなさんと同じく意識高い系だったこともあり、「よし、国際交流サークル入ろ!」と思ったりしましたが、結局は文科系のお遊びサークルでがっつり幹事長まで務めて4年間を棒に振り、大学院では研究と筋トレにどっぷりハマって結局は気休め程度にTOEICを受験して終了、という感じでした。
今年の4月から新卒として外資系企業に入社したのですが、周りは留学組や帰国子女、海外大卒などの”イングリッシュマッチョ”に溢れ、英語はおろか海外旅行もろくにしたことのない自分は逆に特異な存在として異彩を放つことに。。。
研修が終わるまでは関わるメンバーは新卒ばかりなので「まあ、なんだかんだ社員の中には英語が苦手な人もいるだろう。焦ることはない。」と思っていましたが、いざ研修が終わってアサインされた 1st job では、クライアントが多国籍企業であり、メールやSlackはアルファベットに溢れ、テレカンは当然英語で、純粋ジャパニーズな自分はほとんど何言ってるかわからない環境におしっこちびりながら地蔵と化すしかありませんでした。
「このままではあかん、、、」
と、その環境に危機感を覚え、今年の6月頃から本格的に腰を据えた英語学習に身を乗り出し始めました。いまのところ毎日それなりに学習はできているので、習慣化まであと一歩といったところです。
きっと自分のフォロワーさん、ないしはこのブログを見てくださる方の中にも、自分と同じような環境で悩んでいる人がいるんじゃないかなと思います。
学生のころまでは英語が得意科目だったけれど、社会に出て"ゲーム"が変わり、「読めればよかった」ところから、「読めて、書けて、聞き取れて、相手と会話のキャッチボールができる」という水準に持っていかなければならなくなった。そこでどうしたらいいか分からず苦しんで、とりあえずネットで紹介されている良さげな参考書に手を出すけれど、あまり身が入らずに挫折してしまう、、、(初期の自分です)
自分もまだ全く会話ができません。社内で聞こえてくる外国人の英語もほとんど何言っているか聞き取れません。それでも、この4か月間でさまざまな参考書やサービス(玉石混交)に触れてきて、少しは耳と手が動くようになってきた気がします。
本稿ではこの4ヶ月間で触れてきたものについて、いくつか体験談をふまえながらご紹介していきます。
これから英語学習をはじめる人、もしくは現在進行形で学習している人にとって、これから手を出す参考書やサービスを決める一つのサンプル例としてご笑覧いただけたら嬉しいです。
以下、当方のスペックです。
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英語レベル.....英検準1級、TOEIC800。海外ニュースや仕事での英語メールなどは読めるが、聞けず書けず話せずの三重苦。留学経験なし。
- Reading:高校までは得意だと思っていた。センター試験200点。自身の研究分野についての学術論文の場合は7割程度の理解力。それ以外はサパーリ。
- Listening:ずっと苦手。センター試験30点。TOEIC300点代。
- Writing:簡単なチャット、仕事での進捗共有まではかろうじて。でも時間かかる。
- Speaking:道案内はできるが、MTGおよびテレカンにおいて地蔵になる。
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いわゆる「日本式英語教育の量産型」になります。
それでは以下、時系列にそってやってきたことを述べていきます。
【6~7月 基礎インプット期】
何事も無から有は生まれないということで、まずは超基本的な会話表現を洗いざらいするために以下の2冊に取り組みました。
CD付 ネイティブなら子どものときに身につける 英会話なるほどフレーズ100 (スティーブ・ソレイシィの英会話シリーズ)
- 作者: スティーブソレイシィ,ロビンソレイシィ
- 出版社/メーカー: アルク
- 発売日: 2000/04/10
- メディア: 単行本
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NHKラジオ講座への出演歴のある著者が「これだけでいいよ!」 「もっと簡単な英語で話そう!」をポリシーに、アメリカ人が赤ちゃんのときから聞かされて成長とともに身につける100の表現を集めて解説してあります。
「~~だよね?」とか「つまり~~ってこと?」など、普段の会話でも頻発する超基本的な表現をざっと復習しました。CDがついてるので、iPhoneに落として通勤中やお昼休みを利用して1か月ほどでそれぞれ1周しました。
特に日→英の順番で訳そうとすると、「うわ、こんな表現も忘れてたのか、、、」とか「こんな簡単なのでいいの??」という発見もあり、楽しくテキパキ進められると思います。
また、普段の生活をしていて、「愛想笑いって英語でなんていうんだろう?」「えこひいきってどういえばいいんだ?」など、訳し方が気になった表現についてはその都度調べるようにしていて、その際に参考になったのが以下のアプリです。
このアプリは真価ちゃん(@WBOATS_end)が紹介してたんですが、「あいさつ」「初対面」「買い物」「ことわざ」「意見」「接客」など、日常的によく使うフレーズでかつ自然な表現が大量にまとめられていてすぐに検索可能です。
またこのアプリのいいところは「リクエスト機能」があるところです。
検索してもヒットしなかった半ばニッチな表現でも「この文章を自然に訳してください~」と送れば最短当日中に訳が返ってきます。(自分の場合、ジムで外国人に「このマシン、インターバル中に交代で使ってもいいですか?」→「Could we take turns using it between intervals?」といった感じ)
値段も手ごろなので、インストールしておくと何かと重宝すると思います。
【8~9月 スクール期】
基礎インプットが飽きてきて、そろそろ話すか書くかの実践を積まねばと考え始めました。もう社会人になったということで、学習習慣のお尻をたたいてもらう意味も込めて英会話スクールに通うことを検討し始めました。
マンツーマン型のベルリッツやGABAがビジネスマンには人気だと思います。特に会社に勤めている人は会社から学習補助金が支給される場合もあるそうです。
いろいろなスクールを検索した結果、会社の同期から勧められたスクールに通うことにしました。ここはあまり知名度は高くないんですが、「読めねば聞けぬ、書けねば話せぬ」というモットーのもと、徹底的に英作文を指導するスクールになっています。
例えば、以下のような文章を1つずつ英訳していきます。
日本語
(1)「1929年は世界恐慌が起きた年だが、私の祖父はその年にカリフォルニアで生まれた」
(2)「彼はいわゆる仕事の鬼であり、やる気のある者には誰にでもチャンスを与える」
(3)「次の段階に進む前にまず私が確認したいことは、そんな面倒なことを誰に任せるかということだ」
英訳例
(1) In 1929, when the Great Depression broke out, my grandfather was born in California.
(2) He is what is called a demon for work and gives a chance to whoever is well motivated.
(3) What I want to confirm first before going to the next step, is whom to leave such a troublesome matter to.
おそらく、英→日なら意味をとるのはどうってことないレベルの文章だと思いますが、自分の場合、日→英になると途端に手が出せなくなるのです。
「うわあ、こんな表現もひねり出せなかったのか、、、」と絶望するのですが、これもトレーニングだと思うので日々書いては暗記するように心がけています。(たまに「#みるくま英語ログ」で学んだ英作文を投下してます)
またこの時期から新たに記憶したい表現や単語が増えてきたので、暗記帳になるアプリをさがしました。
Evernoteなども検討したのですが、いくつか調べた中で以下のアプリが使い勝手がよさそうに感じました。
いわゆる「フラッシュカード」の感覚で使える暗記帳アプリで、高校時代に「単語王」のフラッシュカードを愛用してた自分としては非常に親近感がわきます。
気になった単語を追加する工数が非常に少ないのと、一度にたくさんの単語を追加したい場合はExcelファイルをつかって同期することもできるのでさらに工数カットできます。
多少課金すれば「自動読み上げ」と「めくるスピード変更」が使えるようになるので、シャツにアイロンを掛けたりしながらでも音声だけで復習することが可能です。
【9~10月 オンライン英会話→リスニング強化期】
英作文を1か月ほどやってみて、文構造を正確に捉えながら頭の中で瞬間英作文をするという意識は少しずつ醸成されてはきたものの、やっぱり話せるようになるには話す場数を増やさなきゃダメじゃね?ということで、この時期からオンライン英会話を始めました。
自分が契約したのは「レアジョブ英会話」になります。
1レッスン25分129円~と値段も手ごろ、朝から深夜までかなり時間の融通が利きやすいサービスで、業界での知名度や評価もトップレベルです。
日常会話に特化したコースやフリートーク、ビジネス英語に特化したコースなど、幅広いニーズに対応しています。
「これで会話の場数を増やそう!」と迅速果断に即契約したのですが、ここで1つ大きな問題が発生します。
「相手が何言ってるか、まったく聞き取れない、、、、涙」
冒頭で当方のスペックについて触れさせていただきましたが、絶望的にリスニングが雑魚いのです、、、。
日本語でもなんでもそうだと思いますが、会話をするときのステップとしては、
「Aさんが発言する」
→「Aさんの音が聞き取れる」
→「Aさんの音を頭の中で文章に起こせる」
→「その文章の意味が読み解ける」
→「その意味を理解した上で、何と返すか考える」
→....
という流れを踏みますが、どんなに英作文力を鍛えても、相手の言っていることが頭の中で文章化できて意味を読み解けなければ、「じゃあ何と返す?」というステップに進めないということに気づかされました。
何度も会話しているうちに自然と慣れるという意見もあるかと思いますが、「そういえば基本的な会話表現については一から洗いざらいしたのに、リスニングに関しては基礎から積み上げていってないぞ?」と思い立ち、もっと英語を浴びる絶対量を増やさねばという考えになりました。
そこで10月からはリスニングの絶対量を増やすために、毎日NHK WORLD RADIO JAPANを聞くようにしています。
毎日のニュースをこれに変えるだけで、リスニングの絶対量が増やせて世界の動きも追えるのでかなり重宝してます。しかも無料。
アナウンサーの方の話すスピードも速すぎず、発音も明瞭です。自分の場合はツイ廃なので、TLでなんとなく目に入ってきて背景知識が身についた状態のニュースが NHK WORLD RADIO JAPAN で取り上げられると結構内容が入ってきやすい気がしています。
毎日15分なので、寝る前や朝の通勤時に聞くようにしています。
また数日間は同じテーマが扱われるので、1日目に聞き取れなかった用語も日を追うごとに「ああ、そういうことね」と理解できるようになってきます。
調べた限りだとニューススクリプトが公開されていないようなので少し不便ですが、本気で聞き取れないけどめちゃめちゃ大事そうな場所だぞここは、という箇所があってなんとかスクリプトが欲しいというときは、iPhoneもしくはGoogle ドキュメントの音声入力を使っています。
自分はiPhoneを2台持っているので、片方をRadio、もう片方を音声入力にして部分的にスクリプトを起こしています。
せっかく毎日新しい音声が聞けるので、あまりにきちんと取り組みすぎて挫折してしまうよりはゆるく長く継続していくことがリスニングの強化には重要なのかなと思うので、NHK WORLD RADIO JAPAN は気負わずざっと聞き流すレベルにしようと思ってます(いままでがそれが原因で、やっては続かず、やっては続かずでろくに力がつかずにここまで来てしまったのでカウンターの意味も込めて)。
その代わり、きちんとしたディクテーション、ならびにシャドーイングの参考書として、NHKビジネス英語講座のテキストを使おうと思っています。
NHK CD BOOK 実践ビジネス英語 ニューヨークシリーズ ベストセレクション
- 作者: 杉田敏
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2016/07/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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こちらNHKビジネス英語講座で扱われたビニェット(ミニストーリー)の中から、英語圏のビジネスシーンで話題に上りやすい最新テーマを中心に厳選されたものが並んでいます。
各ストーリーはだいたい1分×4シーンの5分程度のものが多く、1シーンごとに区切ってディクテーションし、ディクテーションし終わったものから音読→シャドーイングのネタとして使っていこうと思っています。
この教材(の旧シリーズ)はZOZ〇の〇端さんがご自身のnoteで紹介されていたのを丸パクリしようと思って購入しました。
こちらの効果は今後モニタリングしていく必要があるので、また適宜ブログやツイートでシェアしていけたらなと思います。
今回はこの辺で!